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著作権ってどうなるの?依頼人ではない第三者への対応と私の考え

イラスト

※これは5月の始め頃に実際に起きた出来事を記事にしております。現在は依頼人の活躍により無事解決しているものですので、加害者も含め、その他関係者に関して詮索・誹謗中傷などはお止めください。

 

 

依頼者からの突然きた「弁護士の相談中です」の連絡

事の発覚は事が起こる2日前にイラストを納品させていただいた依頼人であるネモせんちょさんのTwitter上の呟きからでした。

 

「著作権侵害されている。現在弁護士に相談中です」

 

といった趣旨のツイートを目にしました。

そこには私が全く知らないアカウントが
私がネモせんちょさんに描いたイラストを他人に譲渡するようなツイートをしている画像が添付されていました。

私はツイートに貼られていた画像のアカウントの方をまったく存じ上げず、
ネモせんちょさんが弁護士に相談していることを考えると、ネモせんちょさんからの許可もとっていないことは明白な状況でした。

ツイートに私が反応したあと、ネモせんちょさんからダイレクトメッセージからも連絡をいただき
詳細を聞いたり、これからの手続きをやりとりすることになりました。

 

今回の事態の整理

わかりにくいかもしれませんが図解してみました。

今回私の立場からすれば違反者が取った行動は
・無断転載

の他にまた別の第三者が仮想通貨とはいえ、金銭を提示し「イラストを描いてほしい」と要求するツイートに対して私のイラストを添付していることから
・商用利用
・自作発言

と、明らかな著作権違反のオンパレードでした。

違反者は注意後にも

「アイコンを勧めただけで自作発言ではない。ネットに落ちていた画像使うなとか無理でしょう。なんの罪に問われるの?」

といった趣旨のツイートを行っており、違反とかそういう前にモラルはどうなっているんだ…
と逆に心配になりましたし、同時にこのような考え方の人がネットにはいるんだ、と恐ろしくもなりました。

 

事態の終息と起こった場合の対処

今回の事態は依頼人であるネモせんちょさんがすぐに事態に気づき、迅速な対応をしてくださり、弁護士に加え警察も介入したこともあり問題だったツイートも無事削除されました。
結果としては2日ほどで終息となった出来事です。

ネモせんちょさんの法律の話なども交えた今回の事態への対処法が書かれた記事はこちら

リンク内の内容のとおり、今回は依頼者であるネモせんちょさんが迅速な対応をしてくださったおかげで、ほぼ私はなにもしておりません。イラストをちゃんと大切にしてくださる良い依頼者に恵まれました。

 

でも今回は
・依頼者が先に違反者を見つけた
・依頼者が見つけた時点で違反者に対して法的処置を取った
の2点が大きく同じようなことが起こった場合の再現性がありません。

同じような事態が起こった場合
まずは注意喚起
というのが大ごとにしたくない場合は適切になるかと思います。

大ごとにしても全然かまわない、または注意喚起をしても受け入れられなかった
という方は警察・弁護士などの法的機関への相談を迅速に行うことが一番です。

 

 

今後の対応と著作権への考え方について

私はなにもしておりませんでしたが、メンタル的には気が気じゃありませんでしたし、違反者の注意後の発言を見ていると恐ろしいものがあり、イラストをお金を貰って描いている身としては色々と考えることがある出来事でした。

 

今後の対応について

既にココナラや仕事情報ページには注意文の記載はしていたのですが、

今回の事態を受けpdfファイルを用意したり、違反の基準を以前より明確化したりなどの対処を行いました。
今回の事態は事前に防ぐことがかなり難しいので、あくまで相手がこちらのページを見ていた際の抑止力の効果と、実際に起こってしまった際に慌てないための基準決めとしては良いかと思います。

 

他にできる対策として私が行ったのは

・依頼人側でも対策ができるようにイラストにID等を記載することを報告なしで許可
・Twitterなどにイラストをあげる際はウォーターマークを入れる

といった対策です。

今回の事態を受け、他ブログの方々で右クリックからの保存ができないようにされた方もおり、意識としては高まっているのを感じております。

 

著作権の考え方について

私は、仕事情報ページでも記載の通り
今のところ著作権を譲渡ということは一切しておりません。

それはなぜかというと私の場合理由の大半は
「自分の作品として世の中に発表できなくなるから」です。

著作権を譲渡してしまうと、自分の実績を示すポートフォリオ作成の際や、ネット上で自分の作品として発表するときなどで、著作権を譲渡した相手に許可を取らないと最悪
「自分で描いたのに無断転載」
といった事態になる可能性だってあるのです。

 

また、著作権譲渡をすると自分の知らない範囲にまで使われる可能性が高くなり
自分が意図しない宗教や18禁といったサイトに使用される可能性もないとはいえません。

このようなリスクに直面するのが嫌なので、著作権譲渡に関しては一切行っておりません。
ただ「アイコンにひと手間加えるだけなのにいちいち許可を取るのがめんどくさい」といった方がいらっしゃるのは事実なので、ある程度範囲を設けてはいますが、かなり広い範囲で報告も任意で許可しているので、個人の方であれば著作権譲渡の金額を払うまでもなく割と自由に使えるようにしています。

 

今回のことは大変残念な出来事ではありましたが
こうして発信することで、自衛を意識する方が増えてくれれば嬉しく思います。