
ということでいつも札幌で遊んでいるメンバーにドレープを当てて診断の実験台になってもらったので、そのときのお話です。
パーソナルカラー活用アドバイザーの資格をまったく活かせてないのでこういう感じに実際に診断するのは協会が主催するドレープセミナー以外でははじめての経験で、とても良い体験をさせていただきました。
3コマ目で誰が誰かわかりやすいように髪の毛がそのままですが、診断時は髪の毛もくくってもらったりとなるべくちゃんとした診断状況になるようにして診断させていただきました。
きちんとした診断環境に関してはこちらの記事でも説明しています。
なんと女子会参加者全員1st夏!だけど?
私が現在持っているドレープはライトトーンの春夏、ディープトーンの秋、ビビット~ディープトーンの冬といった感じのドレープで構成されており、夏と冬のベーシックカラードレープとしてグレーと黒が入っているものになります。
游さんはライトトーンのパステルサマー

游さんにサマーの中でもベストと思ったのが、夏のドレープのすべて!
私の持っている夏のドレープはほぼすべてライトトーンで構成されているドレープなので、もし16分割を受ける予定があればライトサマーがドンピシャになってくるタイプな気がします。
とはいえ私は16分割の資格はもっていないのでPCCSトーンのライトトーンのお話だけさせていただきました。
春の色も同じライトトーンのドレープだったのもあり、スプリングの色でもかわいらしい雰囲気が引き立ち、夏春両方の色で顔色がパっと明るくなるタイプでした。
1st夏の診断はさせていただきましたが、青みが強すぎるのもかといって黄み強いと苦手な感じでイエベブルベ関係ないニュートラルな印象。ただ血色感よりは透明感で魅力が引き立ちました。
同じブルーベースの冬の色では、顔よりも色の印象が強くなってしまい、顔が色に負けてしまうという状態が作られてしまい、オータムのお色ではせっかくの色白なお肌がさらに色抜けしてしまう上に、黄ぐすみしまう…といった感じに。
以上の結果をふまえて1st夏、2nd春(ライトトーンであればどちらも得意)といった結果を出させていただきました。
あおたさんはくすみが得意なソフトサマー

あおたさんはサマーをあてるとスッキリ見えるというのが特徴だったのですが、彩度が低いグレーを当てたときに特に顔がすっきりと見えました。
今回持っているドレープの中で黒と並んで彩度が一番低い色であり、また中度の明度で持っているドレープの中でわかりやすく濁色に分類されるもので、濁色も似合う傾向がありました。
サマーと同じ濁色・彩度低めのオータムのドレープをあてると明度が低いのが苦手なようで、シミやシワなどが少し嫌な目立ち方をしましたが、顔の印象にはマッチし温かみのある雰囲気が強調されました。
サマーと同じ明度のスプリングも悪くはなく、むしろ秋より顔うつり自体は良かったのですが、主に暖色で「なじみすぎることによって裸に見えてしまう」という現象が起きてしまい、オシャレにパーソナルカラーをお洋服で取り入れるとなるとちょっと違う気がしました。
冬のドレープはシミなどが目立ちやすい他、青ざめげっそりとした印象になってしまいました。
なので1stは夏で確定だったのですが、2ndはオシャレに着てもらうのを優先し秋とさせていただき、馴染みがよかった春は服なら寒色系、メイクではバッチリ使いやすいといったアドバイスをさせていただきました。このあたり私はオシャレに着ることを優先したのですが、アナリストさんによっては1st2nd春が入る人もいると思います。
今回はドレープの関係以上このような診断になりましたが、明度は明るい方がよいものの濁色は得意だったので、ソフトトーンやライトグレイッシュトーンに類するドレープがあればどちらかはしっくりとハマってくれそうな感じがします。
あこちゃわさんは似合う範囲が広いタイプ!

今回、唯一すでにパーソナルカラー診断を受けられている方で、すでに診断済みの結果は1st春、2nd夏といった結果でしたが、スプリングとサマーのドレープで比較すると特にピンク・赤といった暖色ではサマーの方が肌が均一的な印象になりシャープな印象が引き立ちました。
また、確かに明色と暗色の夏⇔冬、春⇔秋を比べた際に、明色のサマーやスプリングの方が顔色がパっと明るくなることは間違いなかったのですが、ウィンターやオータムを当てたときの悪い変化も多少影のくすみや暗さはあるものの影響はかなり少なく、ウィンターのドレープの色の強さに顔が負けることがなかったです。(とはいえ、スプリングやサマーのドレープで物足りないという感じもなかったです)
以上の結果から、最初の診断の結果とは逆の1st夏、2nd春といった診断をさせていただきましたが、結果の内容的に色の影響がかなり少ないタイプで、現状ではお顔の印象に合わせた色を付ける方が垢ぬけるタイプだと判断させていただき、顔タイプ診断、またはパーソナルデザインを受けてみてほしいとお勧めさせていただきました。
顔タイプ診断やパーソナルデザインを勧める理由の1つに、もし私があこちゃわさんの全身コーデをすると考えたときに明度の低い色もボトムスやバッグなどで投入してコントラストをつけたい!と思ったからです。
パーソナルカラーでは彩度が高いのが得意な春冬の人がコントラストのあるコーデが得意な人が多い傾向はあるのですが、どうも個人的にコントラストが得意に見えたのが本人の色素情報ではなく、顔の印象な気がしたからです。
実際、後日顔タイプ診断を受けられてエレガントタイプ、とコントラストはできれば必須といった属性だったので見立ては間違ってなかったとガッツポーズ!
あこちゃわさんのように似合う範囲が広い人は、パーソナルカラーというよりはその人の顔や雰囲気に合うコーディネートを考える方がしっくりくる気がします。
パーソナルカラーの自己診断が難しいワケ
その人”の”色を見るのではなく、その人に”対して”似合う色を見るから!
色んな診断サイトで「黄み肌ならイエローベース」「青み肌ならブルーベース」といった感じの診断サイトもありますが、これは本人の色素傾向からこういう”傾向”があるよ~といったものにすぎず、結局のところドレープを当てるまでパーソナルカラーはわからない!といえます。
私もイエベかブルベかの判断方法の記事を書いていますが、あくまでこれはセルフチェックの項目の1つとしてほぼ必ずあるであろう「黄み肌か青み(ピンク)肌なのか?」という項目で悩んだ方向けに作っていて、黄み肌だからイエベ!青み(ピンク)肌だからブルベ!といった簡単なものではないです。
私の体感としてそのそのような傾向に当てはまるといったものに実際に当てはまっている人は体感として半分ぐらいと確率的にあまり高くなく、実際に今回の札幌女子会でも自己診断組は2人とも外すといった結果になりました。
パーソナルカラーは実際にドレープを当てるまでは似合う色は確定しづらく、また今回の内容をみてわかる通り、似合う範囲によってアナリストさんが出す結果も異なりやすくなります。
パーソナルカラー診断に限らない似合うのパーソナルさ!
今回の札幌女子会でパーソナルカラー診断をしてみて改めて自己診断の危うさを実感、と同時にあこちゃわさんのようなパーソナルカラーだけに限らない似合うのパーソナルさも実感して、札幌女子会4人でめちゃめちゃ楽しい時間を過ごすことができました!
游さんからは後日「自分には似合わないと思って買えなかった色を診断を受けたことによって買うことができました!」と報告がきたりととっても嬉しい反応もいただけました!
実際にドレープを当ててみるまでパーソナルカラーはわからないし、パーソナルカラー以外の似合う要素も結局重要!
という当たり前のことを実感できる良い会でした。

手と顔で肌の色や血色感が違う方のほうが多いので、手だけだと顔との似合う色と一致しにくいのですが、夏と秋のドレープの上にのせたときに同じ人の手のはずなのに見え方がまったく異なっているのも面白かったです。