今回は雑多なイメコン話!
イメージコンサルティング(以下、イメコン)を受診したあとにもうその恰好しかしてはいけない!と思う人をちらほらと見かけたので、毎日他人にとっての100点の服を着なくてもいいよ!とか、典型的なお手本のようなコーデや洋服じゃなくてもポイントさえ抑えれば着こなせるよ!
ということだけを言いたいがための記事です。
周りにいるイメコンを楽しみながら活かしている人や
ちょっと残念なパターンなども交えて紹介させていただきます。
断捨離する人

イメコンを受けたあとに、すでに持っているお洋服を断捨離をする人は多いです。
その中でも「なんとなく似合わないと感じてはいたけれど、もったいなくて捨てられなかったのを捨てられた!」という人の多さが体感ではかなり多く、断捨離したのを後悔する人が少ないのも印象的です。
違和感を感じるものの、なんとなく妥協して着ていたものを捨てられると部屋も心もスッキリしますし、やはり最初の活かし方として1度持っている服を全部確認してみるのはイメコンを受けた後に是非やってみてほしいな、と思います。
好きな服と似合う服を両方持つ人

個人的な体感として元々ファッションが好きで、明確に好みがある人に多いパターンがこれです。
イメコンも知識として楽しんだり、似合うものに納得はしていて似合う服を着る自分を楽しむ人が多く、明確に好みのファッションもあるため好きなファッションをすることの両方をその日の気分によって楽しんでらっしゃる方が多いです。
好きな服と似合う服がまったく違うものでも、やはり好きな服というのはその人のアイデンティティでもあるので捨てたり諦めたりせず、大切にしてほしいなぁと個人的には思っています。
年齢を重ねるとどうしても似合うものの幅が狭くなってきて、着た瞬間に違和感を感じるものも多くなってくるのでそういう意味でも好きなものを楽しみつつ、年齢を重ねたときのために似合うものを早めに知っておくと年齢を重ねたときの違和感を言語化しやすい分、解決策も出てきやすいです。
特別な日のためのコーデを作る人

上記の「好きな服と似合う服の両方持つ人」がファッションが好きで好みが明確な人であるのに対し、「特別な日のためのコーデを作る人」はファッションに特に興味がなく、特に好きなテイストなどもない…みたいな人が多いイメージです。
なので普段のファッションは診断結果関係なく、ジャージやTシャツ・しめつけのないワンピースなど、ラフで動きやすいものや、安く買えるものを好む人が多い印象。
普段は最低限の服が着られていればOK。
でも人と会うときだけはちゃんと印象の良いファッションをしていい感じに見られたい!
といった方がこういう活かし方をする傾向にある気がします。
最近はフリーランスや在宅ワークをする機会が多くなってきた、という方もいるでしょうし、それに伴って「人と会うときだけなんとかオシャレっぽくしたい」って人なんかはこういう人と会うときだけに意識するポイントを知るためにイメコンを受診すると、少ない数の服でそれなりに見えるコーデが作りやすくなるのでお勧めです。
好きな服かつ、似合う服を探す人

好きな服と似合う服の間をとっていったり、着たい服でも似合うポイントだけはきっちり抑えていくようなその人なりにかみ砕いたイメコンの活かし方ができる人です。
理論を元にしつつも好きな服がある程度決まっている人に多いパターンかもしれません。
基本的にどのイメコン診断もある程度抑えるべきポイントがあり、そのポイントさえ押さえていれば幅広く着こなすことが可能なので、自分にとって大切で外さないべきポイントはどこかを考えると好きな服を似合うに近づける!ということができます。
アナリストさんの多くが「好きな服を似合うに近づける」ポイントやコツなどを発信されているので、アナリストさんの多くはこういう活かし方をしてくれたら嬉しい!と思う活かし方なのではないかと思います(※もちろん私個人が感じた1意見です)
極端に苦手なものだけ避けて今まで通り買う人

流行や、国自体の好みの傾向によっては、手に取りやすいお洋服の範囲では、自分の診断結果に合いやすい服がかなり少ない!ということがある人がいるかと思います。
日本は特にお洋服ではくすみ色というのが好まれやすいので、くすみ色が得意な傾向のあるパーソナルカラーがサマー・オータムの方はかなり似合う色のものは見つけやすいかと思います。
反対にくすみが苦手な傾向のあるパーソナルカラースプリング・ウィンターの方はカラーラインナップの中で白や黒ぐらいしか似合う色のものがない…といったことも多いのではないでしょうか。
また、色の問題だけではなく日本はあまりフィット感のあるタイトなお洋服は敬遠されやすいので、骨格ストレートの人だと似合う形は見つけづらかったりします。
そういうときは、やはり「色はちょっと外しているけれどもすごく苦手な色ではないし、骨格に合っているからOK」「1stが冬で原色が得意ではあるけれども、2ndが夏だし青みある色だからOK」などある程度自分の中で「絶対NGなものだけを避ける」意識をちょっと持つことで、柔軟にファッションを楽しんでいける人も多いと思います。
イメコン沼にハマって他のタイプまで試行錯誤

上記の活かし方を複数平行して行いつつ、「他のタイプの人は何が似合いやすいのか」「この人は何が一番輝くのか」「自分がこのタイプの服を着るとしたらどういうメイクをしたら似合いやすくなるのか」などと考察し始める人。つまるところ私がこのタイプです。
このタイプの注意点としてはなまじ他のタイプの知識が変にある分、色んな人に聞かれてもいないのに「あなたはこれが似合う」「それは似合わない」と思わず言ってしまいそうな(言ってしまう)ところ。
自分で楽しむ分には良いのですが、イメコンは似合うを周りに強制するものではないということはちゃんと頭の隅でもいいので置いておかなくてはならないな、と感じます。
私もTwitterなどで是非診断を受けてほしい、と布教をしたりはしますが、あくまで「自分に似合うものの傾向を知っているのと知っていないのであれば知っている方が得だと思うから」に過ぎず、他人がイメコンを受けた結果、その人がどういう活かし方をしようとそれに対して「似合う」「似合わない」だけを軸に評価してはいけないな、と思うのです。
個人的にもったいないと思う活かし方
どういう活かし方をしようとそれに対して「似合う」「似合わない」だけを軸に評価してはいけないな、と思う
という話はしましたが、やはり個人的にイメコンをせっかく受けたのにもったいない!と思う活かし方はあり、特に「好きなものを諦めてしまうこと」と「コーデがワンパターン化してしまう」の2点に関しては、その人がそのことに対してストレスを感じるのであればもったいないと感じる活かし方だと思っています。
なので解決策も含めて少し紹介させていただきます。
似合うばかり意識しすぎて好きなものを諦める

診断したあとの結果の伝え方はアナリストさんによっては違いがありますが、時間の関係上どうしても万人に伝わりやすいようなお手本のコーデがある場合が多く、そのお手本コーデのような恰好をしなきゃいけない!と思ってしまいがちですが、そうではありません。
「好きな服かつ、似合う服を探す人」でも少しお話しましたが、診断ではある程度抑えるべきポイントやコツなどがあるためそこさえ抑えていれば着こなすことは可能ですし、イメコン診断を受けたからといって他人にとって100点のコーデを毎日しなければいけないわけでもありません。
顔タイプ診断で大人顔の人は一般的にカジュアルなスニーカーが似合いにくいと言われてはいますが、靴紐と靴の色を一緒にすることや、靴自体をツヤ感のある大人顔の人が得意な素材に変えることで大人顔の人が似合いやすいスニーカーを選ぶことができますし、カジュアルなスニーカーでもトップスを得意な綺麗めトップスにするだけでもコーデ全体でみたらその人に似合っているということも少なくありません。
アナリストさんによっては質問箱を設置していたり、受診した人は無料で質問がOKだったりするところも多いので「こういう服を○○タイプが着るにはどういう工夫をすればいいですか?」と聞いてみるのもよいかと思いますし、好きな服をイメコン関係なく着るのもよいと思います。
私もパーソナルカラー活用アドバイザーの資格を活かし、色に関しては
好きだけど苦手な色はこうして取り入れると悪い影響も少ないし、着こなしできるよといった記事も書いています↓
コーデがワンパターンになってしまう

かつてのジョブズのように「私服を制服化するために同じような服を取り揃えています」という人や、セルフブランディングのために「イメージカラーをこれにしたいのでこればかり買っている」というであればそれはそれでよい活かし方だね!となるのですが
「似合うし好きな系統なんだけれどもコーデがワンパターンになっているのが嫌だ」と悩んでいるのであればやはりそれはあまり良い活かし方とはいえないと思います。
コーデのワンパターン化を防ぐためには
・自分が中々選ばない色を取り入れる
・いつもと違う雰囲気の服を1~2点取り入れてみる
が割と有効かな、と感じています。
自分が中々選ばない色を取り入れる
コーデがワンパターン化してしまう原因の1つに色が一緒になりがち、というのは大きいと思います。
色の与える効果はかなり大きいので、同じ色だとやはりワンパターンに感じてしまいやすいです。なので、もし赤やピンクなどの暖色系をよく買ってしまう人であれば寒色系の青や緑を買ってみるということでイメージをガラっと変えることができます。
パーソナルカラーでは「自分に似合う暖色の色」「自分に似合う寒色系の色」がわかるので、パーソナルカラーが分かっている人であれば普段手を出さない色でもある程度手は出しやすいかと思います。
いつもと違う雰囲気の服を1~2点取り入れる
毎日ばっちり似合う服を着ていたい!という人にはオススメしづらいのですが、小物を中心に1~2点であれば自分とは違う雰囲気のファッションを取り入れても変になりづらいです。
例えば普段コントラストが弱めが得意な人がコントラストをつけるために茶~黒などの濃いめの色のものを1~2点投入してみたり
普段柄物をつけない人がボトムスなどで柄物を取り入れてみたり
普段カジュアルな人が綺麗めをとりいれてみたりといった具合です
ちょっと変えるだけでも、全体の印象は結構変わってくることも多いので、違和感への影響が少ない顔から遠い足元や小物などから是非色々と試行錯誤も楽しんでみてほしいです。
受けたあとにどう活かすかまでがイメコン
今回は、私の知り合いでイメコンを受診した人達を見て感じた活かし方を中心にこの記事を書きましたが、もちろん「私は別の活かし方をして楽しんでいる!」という人や「この活かし方とこの活かし方2つをやっている!」という方もいるかと思います。
受診したあとに似合う服と好きな服の狭間で悩む方もいるかと思いますが
この記事で「好きな服を着てもいいんだ!」「こういう風に工夫して着れば着こなせるかも!」
といったきっかけになれば幸いです。
まだ受診していない方で「イメコンを受けたら似合う服に縛られそう…」という人がいれば、「そうじゃないんだよ」という助けになれば嬉しいです。
一緒に楽しんでくれる人達が多くなればさらに嬉しいです!