こちらでは個人的におすすめのペン・ブラシなどの素材を紹介しています。
私の絵柄や描き方に合ったもののおすすめが中心になりますが、何か1つでもピンとくるものがあれば嬉しいです。

まず素材のダウンロードの仕方

素材は最初に起動する画面の「CLIP STUDIO ASSETS」をクリックすると色んな素材を見れるページに飛べます

気になる素材があったらクリックをしてみると上記のように
出品者が設定した素材の説明が見れるので、右上の赤いダウンロードボタンを押すと、ダウンロードすることができます。
赤いダウンロードボタンの上にある「10GOLD/100CIPPY」は有料の素材の際に表示されます。
多くは無料の素材ですので、色々と探してみましょう。
素材をダウンロードすると、素材タブの中にさきほどダウンロードした素材が中に入るのですが、これだけではまだ使えません。

上記の動画ように素材タブからサブツールタブにドラッグすることで使用できるようになります。
基本的にサブツールウィンドウであればどれでもいいのですが、わかりやすいカテゴリに追加できるとどこに追加したのか迷子になりづらいのでおすすめです。
テクスチャなどの画像素材に関してははキャンバス上のドラッグすることで使用できます。
デフォルトで入っているものも充実
ミリペン

デフォルトで入っているもので一番使用頻度が高いのがこれ。
線画用のペンやbrushは絵によって種類を変えるのですが、ラフはこのミリペン1本で描くことが多いです。入り抜きがない分、どの機種でも遅延が少ないので、ザカザカっと描くときに最適です。
また、塗りに使うときもたまにあり、おおざっぱに塗った感を出したいときや、丸みを出したいときにも多用します。シンプルイズベストですね。
水多め水彩

水彩の中でもフチが濃くなるような特徴のある水彩ブラシです。
最近の絵柄によくみられる影部分のフチが少し濃くなる表現をこれだけで簡単にすることができるので重宝しています。
思ったよりも筆圧が効きやすいので、影で使う際には最小サイズをもう少し大きめサイズになるように設定したものをよく使っていますが、そのままでもめちゃめちゃ使いやすいです。
粗い水彩

イメージ的には上の水多め水彩のアナログ風といった感じです。
ただ水多めの水彩と違うのは、1枚のレイヤーで色を重ねていくと乗算をつけたように重なっていくので、濃い色を薄い色は別レイヤーでまとめるなど少し色を混ぜたくない場合などは工夫が必要です。
画像のリンゴの色は他と同じようにハイライトの白も入れてみたのですが、同レイヤーなのでまったく白色が出ない状態になりました。
でもめちゃめちゃ雰囲気の出るブラシなのでおすすめ!
模様ツタ

「デコレーション」→「模様」の中に入っているツタブラシです。
画面の隙間埋めに最適で、大きくしたり、小さく使うだけで結構印象が変わる模様ブラシだと個人的に思います。
クリッピングしてグラデーションとかにするだけでそれっぽくなるのでとりあえず1回は触ってみてほしいです。
定番おすすめペン・ブラシ素材
しんでるペン

友人におすすめされたペンで今一番気に入っているペンです。
簡単にアナログ感が出せる上に、筆圧感知しない分、遅延も少なく描けるので、ミリペンの次にラフによく使用するペンです。
ミリペンと違うところはこのしんでるペン自体を線画にも使用すること。
絵本風やシンプルな絵柄にも合うのでここぞとばかりに多用しています。
透明感マーカー

水彩風のイラストを描きたい人におすすめのブラシセットです。
発色の仕方や混ざり方、またペン先が違う4つのブラシがセットになっています。
1ははっきり発色で混ざりにくく、2はほんのり発色で混ざりやすいもの
3は水彩感を残しつつもはっきり発色(ちょっと混ざる)、4は水を多めにした感じです。
どれも使い勝手がいいので、影だけに使用したり、ハイライトだけに使用しても面白いかもしれません。
オイルパステル 腎・肝

オイルパステル (中に肝と腎の2種類入っています)
厚塗りや塗り込みが多い人におすすめなのがこのオイルパステル
肝がちょっと曲線的、腎が直線的なブラシです。
筆圧によって混ざり具合や発色が変わるので、1つの色で色々な表現がしやすいです。
かなり使い勝手がよく、特にグリザイユ画法で描きたい方などはめちゃくちゃ使いやすいブラシになると思います。
同じようなブラシでもう少し背景くっきり系も描けるものが欲しいかたは有料ですが
自作マルチ平筆もおすすめです
星空ブラシ

私至上No.1に「絵師をダメにする素材だ…」と思った定番ブラシです。
暗めの背景に大きさを調整してガッと線を引くだけで簡単にキレイな星空が描けてしまうので、幻想的なイラストを描きたい人はとりあえずDLしておいて損はないと思います。
色あそびメルヘンチック

上の星空ブラシよりもポップめのイラストが描きたい!って方はこちら
背景に丸く散らしておくだけでかわいいポップなイラストになります。
粒子サイズを小さくしたり大きくしたりするだけでポップ度も変化するのでかなり使い勝手がいいです。
お洋服の柄や風船の柄なんかにも使えますし、ランダム性がとても面白いブラシです。
アクアブラシ

アクアブラシとは名ばかりに食品を描く際に結構多用しているブラシです。
一度線を引いてから色を透過ブラシにして調整していくタイプのブラシです。
お肉や寿司のサシ部分とかにもよく使うブラシです。お肉とお寿司、食べたくなってきましたね。
もちろん普通に水の表現としても使えます。それにしても、お肉、食べたいですね。
トーンブラシ

お洋服の模様や、アメリカンっぽい表現である影部分をドットにするときにめちゃくちゃ役に立つブラシです。
個人的にA4サイズとかの大きめのサイズではそのまま使うとドットは目立ちにくいので、設定の紙質から拡大率を変えるなどするとかなり使いやすいです。
漫画を描く人も拡大率を変えたものを複数用意するだけで細かい部分もトーン風に仕上げることが可能です。
書き文字で大活躍ペン・ブラシ素材
ちょっとHなペン(有料)

ちょっとHなペンだけれども、普通に描き文字として優秀です。
描き始めと書き終わりがもったりする感じのペンで、かわいい文字を描きたいときや、かわいい効果線を描きたいときなどにも重宝します。
Hな漫画もイラストも描かないよ!って方でも1度DLしてみると面白いと思います。
レトロ描き文字ペン(有料)

補正力が高く、適当に書いても味のある文字が描けるペンです。
補正力がかなり高いので描き方には結構工夫が必要ですが、使い慣れると居酒屋風の文字や、ポップな可愛い文字と幅広い文字がそれっぽく描けるようになります。
特に私はレトロ角が好きで、効果線などにもよく使います。
文字ペン色々セット

有名な文字ブラシですが、入れておきます。
文字ブラシ回の神で、使い勝手が良い文字ブラシがセットになっています。
タテじま文字やフチだけ文字なんかは「あ、なんかこういう雰囲気の文字あの漫画で見た!」って方も多いのではないでしょうか。
シンプルながらもだれでも味のある文字を簡単に書くことができます。
変わり種素材
隙間なく囲って塗るツール

クリスタに標準装備されている「囲って塗る」ツールの上位互換です。
デフォルトで入っている「囲って塗る」ツールもぜんぜん高性能なのですが、線画のところまでしっかりと塗り込んでくれるという面ではこちらの隙間なく囲って塗るツールに軍配あり。
特に塗り部分をズラすみたいな手法をする方はこちらでの色塗りだと線画の部分だけ透明になってる…!ってことが少なくなるのでおすすめです。
てがきシームレス単色パターン

これだけの背景素材が無料なの?マジ?うそじゃん?
ってぐらい優秀なパターン素材です。
服の柄はもちろん、人物の背景にも使えるし、何かしらには使えるのでとっても便利です。基本的にはレイヤープロパティのレイヤーカラーから自分の好きな色に変更しますが、大きさだけ決めてしまいラスターレイヤーに結合後、グラデーションにしたりしてもすごく楽しいです。
5色マップセット

手軽にイラストの雰囲気を一変できるグラデーションセットです。
通常のグラデーションは2色の色の間の中間色が間に入って徐々に色が変わるような本当のグラデーションですが、こちらのセットはパッキリと色が分かれているため、ポップな太めの線や、パッキリとした塗りのイラストでおすすめです。
本当にかわいい色のセットで、どれを選んでも面白い感じに雰囲気を作ってくれるので個人的にイラストを楽しみたい!という人におすすめです。
3D素材各種

苦手な小物があるならもうトレースしよ?
って感じの人向け。
クリスタの良い面として3Dも扱えるので、同じポーズの人を違う角度から見るということも容易にできます。
人の3Dでポーズアタリを取る方は多いのですが、私がオススメするのは3Dオブジェクトの方!特に傘や椅子なんかはいろんな角度から見ることでガラっと雰囲気が変わるのでそれをトレースするだけで描き分けができるのは大きな強みだと思います。
他のブラシと比べて有料素材は多いですが、無料のものもたくさんあるので、「なんだか背景が上手に描けないなぁ~」ってときはぜひ使ってみてください。
クリスタ素材は日々増えています!
DLできるクリスタ素材はクリスタを使う全ユーザーが好きに投稿できるので、毎日のように素材が増えていっています。
中にはもちろん出品者が素材を消してしまうこともあるのですが、それでも消されてしまうものよりは増えていく素材の数の方が多く、クリスタの規約上すべての素材は商用に使用することが可能です!
素材をメインにしたものや、素材をちょっと改変したものだけの配布はモラル的にもダメですが、自分の作品を作る上でより素敵なものになるように積極的に使っていきましょう!
クリスタはイラスト機能を兼ね備えたCLIP STUDIO PAINT PRO と
上記のPROに漫画機能もプラスされた CLIP STUDIO PAINT EX があります。
PROを購入しても後々EXにすることもできるので、もしクリスタの購入で悩んでいる方がいればまずPROから購入してみるのも良いかと思います。